火災保険は1度使えばそれきりだったり保険料が上がるのでしょうか?

火災保険を使った後の変化を詳細にご説明いたします。

 

そこで今回は、

  • 火災保険を使った後の変化
  • 火災保険使用後の保険金額は変動する?
  • 火災保険の利用回数制限

について紹介していきます。

火災保険を使った後の変化

悩む女性のイラスト

結論から言うと、

正しく正当に請求すれば火災保険を使った後の

変化はありません。

 

それは業者に頼んで申請しても自分で申請しても同じでしょうか?

 

ここからは、

  • 業者に頼んで申請した場合の変化
  • 自分で申請した場合の変化

について紹介していきます。

 

業者に頼んで申請した場合の変化

業者に申請をサポートしてもらった場合も変化はありません。

 

ただしサポート業者が悪徳だった時、

状況によっては処罰される可能性があります。

 

悪徳業者の言葉に乗せられるなどして、

  • 虚偽の報告
  • 故意・法令違反による破損

不当に保険金を請求すると処罰対象になります。

 

悪徳業者の見分け方は以下の記事をご覧ください。

 

■虚偽報告

よくあるのが業者と結託して、

  • 災害で破損したと偽る
  • 工事費用を水増しした見積書を提出する

行為です。

 

■故意・法令違反による破損

屋根など建物の一部をわざと破壊して、

保険金を不当に請求します。

 

最も悪質だと、

自宅に放火して保険金を請求するというのが報告されています。

放火は法令違反行為である上に、放火の罪も問われます。

 

自分で申請した場合の変化

自分で申請した場合も、火災保険を使った後変化はありません。

 

ただし自分で申請する場合は、

  • 現状を明確に伝える
  • 焼け太り

に注意して下さい。

 

■現状を明確に伝える

被害状況や損傷個所が不明確だと、

保険金を不当に請求していると見なされる可能性があります。

 

現状を報告する際は、

  • 写真や罹災証明書などの報告書類を作る
  • 専門業者に損傷個所を特定してもらう

と安心な上に請求金額が上昇する確率が高まります。

 

■焼け太り

  • 損傷した建物以上の保険金がかけている
  • 複数の火災保険に加入して同時に保険金を受け取る
  • 複数の保険会社と契約している事実を隠している

状態で保険金を受け取ると、

焼け太りと見なされる可能性があります。

※焼け太り…損失額よりも多く保険金を受け取った状態

 

火災保険は損失を元に戻す保険です。

言い換えればマイナスをゼロにする保険で、

ゼロやマイナスをプラスにする保険ではありません。

 

なので、焼け太りは不正行為にあたって処罰の対象になります。

 

個人での申請の仕方は以下の記事をご参照ください。

 

【注意】同じ原因で同じ損傷は2回目は使えない

バツのプラカードを上げる若い女性のイラスト

火災保険が使えるのは1度きりではないですが、

同じ原因で同じ損傷は2回目では使えません。

 

▼使えない理由▼

保険金額の決定や請求の可否判断は、

保険金を使う前提で行われます。

当然ですが、保険会社に写真を提出しているので全く同じ損傷に関しては見舞金を頂くことはできません。

 

同じ原因での同じ箇所の損傷は、

“改善後の管理に問題がある”

申請者に過失があると見なされ保険金が下りなくなります。

 

最悪の場合は不当な請求と見なされる可能性があります。

 

■違う損傷なら同じ場所でも使えます

保険会社の業務は、

  • 損害箇所の査定
  • 査定に応じた損害額の支払い

です。

 

違う損傷で同じ場所に使う場合は、

  • 改善の意思がある
  • どうしても修繕したい

という意思を伝えやすいです。

 

だから信頼性も高く、保険金も下りやすくなります。

 

火災保険使用後の保険金額は変動する?

電卓とお金を手元に出納帳を記入する写真

火災保険は等級制度がないので、

保険料に変動はありません。

※等級制度…事故歴で保険料の割引や割り増しが決まる制度

(自動車保険が該当します)

 

それはどのタイプの火災保険にも言えるのでしょうか?

 

ここでは、

  • 積み立て型の火災保険
  • 1年更新の火災保険
  • 一括で始めに払う火災保険

について紹介していきます。

 

積み立て型の火災保険の場合

建物が全焼などの保険金額100%の損害がなければ、

積み立て型の場合は保険料の変動はありません。

 

保険金額100%の損害(全焼等)が生じると契約の効力がなくなり、

  • 保険金
  • 契約者配当金
  • 満期返戻金

が受け取れなくなるので気を付けて下さい。

 

因みに積立タイプを扱っている保険会社は3社だけで、

火災保険は掛け捨てタイプが一般的です。

 

1年更新の火災保険の場合

年払いや短期契約とも呼ばれる掛け捨ての火災保険ですが、

このタイプも使用後の保険料の変動はありません。

 

ただし支払いが滞ると、

保険金が免責になる可能性があるので注意して下さい

 

一括で始めに払う火災保険の場合

一括支払いは使用後に保険料が割安になる場合があります。

 

同じ掛け捨てタイプでも始めに保険料を支払うと、

  • 加入時の保険料
  • 補償条件

が満期まで固定された状態になります。

 

そのため使用後の保険料の割安はもちろん、

期間に応じた割引が適用され割引率も高いです。

 

一括払いは2年~10年の間で選択できるので、

選択の視野に入れるのも良いと思います。

 

火災保険の利用回数制限

頭上にクエスチョンマークを浮かべる女性の写真

火災保険の利用回数に制限はあるのでしょうか?

 

結論を言うと利用制限はありません。

 

  • 有効期限である3年以内の損害
  • 保険期間内
  • 正当な請求

であれば何度でも利用可能になります。

 

ただし、

  • 設定金額に達して契約が終了した場合
  • 設定金額の80%を超える保険金の請求があった場合

は2回目からは利用できない可能性があります。

 

【注意】悪徳業者や無理な申請でブラックリストに追加

どくろマーク表紙のブラックリストのイラスト

  • 2000万円を超える保険金の受け取り
  • 悪徳業者又は自己による虚偽申請や報告
  • 度重なる保険金請求

などのように詐欺的請求や不当な請求又は受け取りをすると、

保険会社のブラックリストに追加される可能性があります。

では、ブラックリストに認定されるとどうなるのでしょうか?

 

認定後の変化を紹介していきます。

 

ブラックに認定されてしまった時の変化

ブラックリストに認定されると、

  • 申請時の審査が厳しくなる
  • 保険金が下りない
  • 保険契約解除

等の火災保険が使えない可能性があります。

 

更に悪質になると、

保険金詐欺で告訴される場合もあります。

 

まとめ。

火災保険は、

  • 何度でも使える
  • 使用後も保険料は基本的に上がらない

というのを少しでも理解していただければありがたいです。

 

火災保険は建物を守る為の大事な保険です。

 

【必ず申請前にご相談ください】

申請をお考えの方や少しでも申請サポート会社に不安がある方は、

火災保険申請サポートセンターへ一度ご相談ください。

全て無料になりますのでご安心ください。

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