【注意喚起】火災保険申請サポート業者のトラブル対処法・予防策

保険担当が紙に文字を書いている様子 火災保険申請サポートについて

火災保険の申請をサポート会社に頼んだ時、トラブルに巻き込まれたらどう対処するべきなのか。

また、予防するにはどのようにしていくのか。

 

今回は、

  • 火災保険申請サポートでよくあるトラブル
  • トラブルの対処・予防策

についてご説明していきます。

火災保険申請サポートのよくあるトラブル

頭を抱える女性の画像

火災保険申請サポートをする業務が増えていますが、同時にトラブルも増えてきています。

 

多発しているトラブルは、

  • 火災保険の申請サポートの手数料に関するトラブル
  • 工事契約に関するトラブル

大きく分けると主に2点になります。

 

しかしどのトラブルにも対処法や予防策があるのでご安心下さい。

 

トラブル①:手数料の認識違い

 

家族で火災保険申請サポートの話を聞いている様子

手数料の認識の違いにより起こるトラブルはよく報告されています。

 

その中でも、

  • 無料調査を依頼したら認識以上の手数料を請求される
  • 火災保険の保険金が下りなくても手数料を請求される

などの成功報酬に関する事例になります。

 

対処法・予防策:手数料の認識違い

手数料に関する認識の違いに関しては、契約前にしっかりと確認しておく必要があります。

 

契約後の対処はとても難しく、解決するには法律事務所に相談する必要があります。

 

手数料である成功報酬は相場の範囲内であれば法律に基づいた正当な対価となります。

正当な対価を不当な対価と言い切ってしまう話になるので、事前に調べておくことが一番重要になります。

 

■悪徳業者と契約した場合は対処可能

ただし、悪徳業者と契約してしまった場合は契約後であっても対処可能になる場合があります。

 

悪徳業者と契約したかもしれないと感じた時は、

へ相談して下さい。

手数料が極端に高い(相場の30-40%を大幅に超える)や保険会社から見舞金が下りていないのに金銭を要求される(キャンセル費用は正当)場合は契約の取り消しが可能になることがあります。

 

▼対策▼

対策①:その場で契約しない

手数料に関する事項は必ず契約書に明記されていますので、

その場で契約せずよく確認しましょう。

 

確認するポイントは、

  • 手数料は保険金の何%なのか
  • 完全成果報酬型なのか
  • 下りた保険金額によって手数料の割合が変動するのか

上記3点が特に重要になります。

※完全報酬型…保険金が下りなければ手数料も0円のタイプ

 

契約書を見ても分からない場合は業者に直接確認を取ってみてもいいでしょう。

契約書を確認するだけで手数料に関するトラブルは未然に防ぐことができます。

トラブル②:業者へ支払う手数料が当初より高い

女性がスマホを見て悩んでいる様子

手数料に関するトラブルで報告が多いのが契約時よりも高い費用を請求されるケースです。

 

実際のトラブルとして、

  • 無料調査を依頼して見積額と保険金額の差額分を請求される
  • 成功報酬として保険金の40%の他に調査費用や交通費を請求される
  • 契約後に手数料の存在が発覚する

などの事例があります。

これらの対処法や予防策を順番に見ていきましょう。

 

対処法・予防策:業者へ支払う手数料が当初より高い

業者に支払う費用が契約時よりも高くなってしまっているケースは、

に相談して下さい。

契約書の有無に関わらずクーリングオフが適用され契約の取り消しが可能になる場合があります。

※ただしサービス業になるのでクーリングオフが適用されないケースもございます。

 

▼予防策▼

予防策①:契約書を結ぶ

申請サポートや調査を行ってもらう際は必ず契約書を提示してもらって下さい。

 

調査の時点で契約書を用意できない業者は、悪徳業者の可能性が高いので注意が必要です。

 

予防策②:契約内容を確認する

契約書が提示された場合は、契約する前に内容を確認して下さい。

確認するポイントは同じで、

手数料は何%で、費用は手数料以外にどこで発生することがあるのか、です。

 

火災保険申請サポートの手数料相場は以下をご覧ください。

 

契約内容に不審な点が多い場合も悪徳業者の可能性が高いのでご注意ください

 

トラブル③:リフォーム(修理)の強要

火災保険申請サポートのスタッフが工事現場にいる様子

リフォームを強要されるのもよくあるトラブルの1つです。

 

よく相談頂くのが、

  • 保険金が下りていないのにリフォーム工事契約を結ばされる
  • リフォーム工事のキャンセルを拒否された

などの事例です。

 

更に悪質だと、営業マンに監禁されてリフォームを強要されたというご相談もあります。

 

対処法・予防策:リフォーム(修理)の強要

主な対処法として工事を強要されたら業者に返事をする前に、

  • 国民生活センター
  • 消費生活センター

にまず相談して下さい。

 

不当で悪質だと判断されれば8日を過ぎてもクーリングオフが適用される可能性があります。

 

リフォーム工事をする予定がないが申請をサポートしてもらいたい方は専門業者に申請サポートを依頼することが予防策になります。

 

リフォーム業者にサポートを依頼すると保険申請と工事契約が自動的にセットとなってしまいます。

 

セットになった場合、保険金は全額修繕に使用しなければならないのと契約後は必ずリフォーム工事をしないといけないと言ったトラブルに繋がりやすい契約を迫られることがあります。

 

ただし、全てのリフォーム業者が悪徳というわけではありません。

トラブルを避けたリフォーム業者を選ぶ際は、

  • 付き合いが長い
  • 地域に密着している

などの誠実なリフォーム業者を選んで下さい。

 

トラブル④:キャンセル料が割高

 

電卓と紙がおかれている様子

キャンセル料に関するトラブルも多く報告されています。

 

よくあるのが、保険金の減額や保険金が下りなかったのが理由で、

工事契約を解約する際の違約金を請求するという事例です。

 

より悪質なトラブルだと、保険金の50%以上をキャンセル料で支払うという事例もあります。

 

 

キャンセル料を取る理由としては、悪質なクライアントを寄せ付けないようにするためです。

※ほとんどの業者がキャンセル料を設けています

 

火災保険申請サポートのサービスは受けるが、見舞金が下りる直前でキャンセルをする悪徳なクライアントがいるのも事実になります。

そのような一定のクライアントの悪徳行為を未然に防ぐのがキャンセル料になります。

 

対処法・予防策:キャンセル料が割高

割高のキャンセル料(契約書に記載されていない料金)を請求された場合は、消費生活センターに相談下さい。

 

上記2点が適用されてキャンセル料を払わなくても良い場合があります。

 

 

予防策として、キャンセル料に関する規定をしっかりと確認する必要があります。

特に、

  • 解約時の手続き
  • 解約時の違約金の条件

上記2点のようなキャンセル料に関する事項を中心に契約書をよく確認して下さい。

 

その場ですぐには契約せず、契約内容をよく確認して冷静な判断で契約して下さい。

※キャンセル料が発生するのはどの業者も一般的なものになります。条件を中心に判断ください。

 

トラブル⑤:実費費用での工事

豚の貯金箱と電卓の画像

工事に関するトラブルでよく報告されるのが、実費費用で工事をさせられるという事例です。

 

実際によくあるのが、

  • 最初の見積もりでは工事できないと追加費用を請求された
  • 見積もり費用が保険金より多くても工事を強要される

というトラブルです。

 

対処法・予防策:実費費用での工事

実費費用での工事を強要された時は、その場で返事をするのは辞めて、一度考えると言って話を終わらせることが大切です。

基本的には火災保険申請をサポートしてもらう時点で工事契約が成立しているケースはとても少ないので、一度契約書を見直してみる必要があります。

 

悪質であれば、契約の解除が可能になる場合があります。

 

予防策として、

工事費用に関するトラブルは、複数の業者に見積もりを頼むと回避できます。

工事費などに定価はなく見積もり金額を誤魔化しやすいです。

 

複数の業者に見積もりをしてもらい、

  • 見積金額が大幅に変わらないか
  • 工事内容が粗雑でないか
  • 業者の対応が誠実か

誤魔化しなどがないか確認して下さい。

 

リフォーム業者の決定権も申請者にあるので安心できると感じた業者に依頼して下さい。

 

他の業者にも見積もりを依頼している旨を話した時に難色を示す業者は悪徳の可能性が高いです。

※ただし火災保険の申請サポートで使用する見積もりに関しては相見積もりができないケースがよくあります。

 

他にもよく起こるトラブル

 

火災保険申請サポートのスタッフが指をさしている様子

ここまでで紹介してきた以外にも火災保険の申請サポートを受ける上で注意しなければならないトラブルはいくつもあります。

 

ここではその中から2つのよく起こるトラブルを紹介していきます。

 

トラブル①:虚偽の報告をそそのかされる

  • 経年劣化を自然災害での損害にしましょう
  • わざと破損して自然災害に壊れたことにしましょう
  • 実際の損害より過大な報告をする

など虚偽の申請をそそのかされる事例も多いです。

 

業者の口車に乗せられて虚偽の申請をすると保険会社から詐欺罪で問われる可能性があります。

 

言葉巧みに虚偽の申請をそそのかされても乗せられないようにして下さい。

 

トラブル②:工事が着工されない

火災保険の申請サポートで受給した保険金の使い道は自由になっています。

リフォーム以外に保険金を使うのも問題ありません。

 

しかし、

保険会社は保険金の使い道をチェックしていないので、リフォーム工事を依頼したがいつまで待っても工事が着工しないなどのトラブルも稀にあります。

などのようにリフォーム工事に着工しない事例も増えています。

 

火災保険申請サポート業者とリフォーム業者は別々の方がトラブルが少ないので、多くの人が別の業者の依頼しています。

 

まとめ

トラブルに巻き込まれたら、

  • 消費生活センター
  • 国民生活センター

に相談する対処法はあります。

 

しかし、契約内容を確認するだけでも殆どのトラブルは回避できます。

大事な建物を守る為にもすぐ契約せず、内容をよく確認して冷静な判断で契約して下さい。

 

契約前に不安な方や疑問がある場合は当センターへ無料で相談して頂くことも可能になっておりますのでお気軽にご相談ください。

全て無料になりますのでご安心ください。

 

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