申請をサポートする業者はありますが、自分で申請するのは可能でしょうか?

気になりますよね。

そこで今回は、

  • 申請するのに必要な書類
  • 自分で申請する場合の流れ
  • 必要種類の準備方法

について紹介していきます。

火災保険は自分で申請可能?

疑問に思うスーツを着た男性のイラスト

火災保険の申請は、

  • 申請書類の作成
  • 損傷箇所の特定

ができれば自分でも申請可能できます。

 

申請するのに必要な書類

申請書と届出書とボールペンの写真

では申請するにはどんな書類が必要になるのでしょうか?

ここでは、

  • 申請に必要な書類
  • 書類の詳しい内容
  • 入手方法

ついて紹介していきます。

 

①損害箇所修繕の見積書

見積書は、

  • 内容や内訳
  • 使用する材料の名前
  • 使用する材料の数量と単価

など修繕プランを詳しく明記した書類になります。

 

■見積書を手に入れるには?

見積書は自分で作ることができないので、

  • 屋根業者
  • 専門知識を持つ診断士

に作ってもらって受け取ります。

見積書の内容次第で下りる保険金の金額が決まってくるので業者選びは慎重にして下さい。

 

※個人で申請する場合はこちらの見積額がかなり安価な見積書しか用意ができないので、

困難を極めます。

(業者は工事してもらいたいので安価な見積書を作成する)

 

そのため、個人での申請は受給額が安くなってしまいます。

 

【注意】

火災保険の申請で見積もりを使う場合は、

・リフォーム業者の場合 → 必ず工事をして全額支払う必要がある。

・申請サポート業者の場合 → 高額受給が可能だが手数料がかかる。

 

リフォーム業者に頼む場合は法律に触れてしまう場合がかなり高いので十分にご注意ください。

 

②損傷箇所の損傷原因がわかる報告書

報告書は、

  • 損傷箇所がどんな状態か
  • 何が起きているのか
  • 何が原因で損傷したか

罹災証明書に明記した書類になります。

 

■罹災証明書を手に入れるには?

所有している建物が壊れた時に罹災証明書が必要になりますが、

  • 管轄の消防署
  • 消防出張所

で発行してもらいます。

 

■損害状況を示す写真も用意する

文字だけで損傷状況を伝えるのは難しく信頼性にも欠けるので、

損害状況が一目で解る写真も資料として用意します。

 

③見舞金の申請書に記入済みのもの

見舞金の申請書とは、

  • 書類記入日
  • 保険加入者の情報
  • 他の保険への加入有無
  • 保険金の受け取り口座

を明記した保険金請求書です。

 

■保険金請求書を手に入れるには?

保険金請求書は自分で保険会社から取り寄せれば入手できます。

書き方も一緒に載せてあるので解らなくても問題ありません。

 

【手順】自分で申請する場合の流れ

書類を記入する手の写真

損傷個所を特定して見舞金を受け取るまでの流れを紹介していきます。

 

手順①:損傷箇所の特定

修理業者に連絡して訪問してもらい、

  • 火災保険が適用される損傷か
  • 他にも損傷がないか

を見てもらって損傷個所を特定します。

 

※火災保険の申請をする旨を伝えるとリフォーム業者の場合は必ず朱里しなければなりませんので、

ご注意ください。(法律に触れてしまう可能性もあります。)

 

手順②:保険会社への報告

損傷箇所を特定したら保険会社の指定した窓口に電話し、

  • 申請者氏名
  • 保険証番号
  • 事故内容
  • 被害状況

を伝えます。

 

■保険会社の電話番号が解らない場合は?

保険会社の電話番号が解らなければ、

  • お手元の保険証書
  • 保険会社のホームページ

に載ってるので確認しておきましょう。

 

電話で詳しい被害状況を報告しますが、

「〇月〇日の強風で被災した」と日時と原因を明確に伝えます。

 

適用範囲であれば保険金請求書が保険会社から届きます。

 

手順③:損傷箇所の修繕見積書の用意

保険金請求書が届いたら修理業者に頼み、修繕見積書を作ってもらいます。

 

修繕見積書は1週間程度で受け取れると思いますが、かなり安価な見積書になりますので注意が必要です。

 

手順④:損傷原因がわかる報告書の用意

この時に損傷の原因が詳しく解るよう、被害状況写真も資料として用意します。

 

自分で撮影しても良いですが、なるべく専門の業者に調査してもらって下さい。

 

理由として、

  • 被害状況が一目で解る客観的な写真を多く撮影できる
  • 些細な損傷も拾ってくれる
  • 技術が高い
  • 自分でも気づいていない損傷が見つかるケースが多い

です。

 

詳細な写真が多くあれば、報告書の信頼性が高まって申請が通りやすくなります。

 

手順⑤:損害報告書の記入

損害報告書は、

  • 損害した日時
  • 損害した事実
  • 損害の内容

などを罹災証明書に記入して作成していきます。

 

書き方は下記に記載してあります。

 

手順⑥:必要書類の発送

火災保険申請に必要な書類である、

  • 保険金請求書
  • 修繕見積書
  • 損害報告書
  • 損害状況の写真

を用意したら保険会社へ送ります。

 

■不備がないかチェックする

発送する前に必ず不備がないかを確認して下さい。

書類に不備があると、

  • 保険金の支払いが遅れる
  • 保険金が減額される

可能性があります。

 

不安や不明な点があれば保険会社の担当者へ問い合わせて、正確な書類を作成下さい。

 

手順⑦:保険会社へ説明

この時に損傷箇所が自然災害であるという理由細かく話します。

 

書類発送後は保険会社の調査員が訪問してくるケースがあり、

  • 説明通りの被害か
  • 報告書通りの被害か

を確認しに来ます。

 

調査後から1週間程度で、

  • 火災保険の認定と下りる金額
  • 火災保険の認定の可否

の審査結果の連絡が来ます。

 

手順⑧:見舞金の受給

審査結果後に保険金額が確定すると指定した口座へ、

約一週間前後で見舞金が入金されます。

 

この時の見舞金着金口座は申請の際に指定した口座になります。

 

保険会社の損害報告書の記入方法

書類を記入している女性のイラスト

細かい書き方につきましては保険会社によって異なりますが、

ほとんどの場合が、

  • 契約者氏名
  • 住所
  • 着金口座
  • 被災箇所

の記載になります。

保険会社から届く郵送に書き方の紙も一緒に同封されていますので参考にしてご記載下さい。

 

自分で用意する損害報告書の他に、どの部分が被災したかを示す書類を保険会社から求められます。

 

内容は、

  • 被災した部分の形
  • 被災した箇所を矢印で示す

で手書きで書きます。

 

方角も書くと丁寧です。

 

見舞金申請を自分でした場合の平均見舞金額

散らばった1万円札の上に1万円札束が乗った写真

個人で申請した場合、

被害状況にもよりますが20万円~40万円が見舞金の平均金額になります。

 

自分での申請は手数料もなくトラブルも少ないですが、

  • 見積費用分の50%~60%減額
  • 知識が少なく信頼性に欠ける
  • 見積もり金額が安価

等の理由から満額給付されないケースがほとんどです。

 

申請前に一度当センターへご相談ください。

無料相談

 

【注意点】損傷箇所の特定は見落としがないように

注意のプレートを指差している写真

損傷箇所を見落とすと、保険金が減額されたり下りない場合があります。

ここでは、

  • 免責金額と見積額
  • 保険会社に原因を聞かれた時

についての注意を紹介していきます。

 

注意点①:免責金額と見積額

免責方式の保険に加入した際は、見積前に免責金額を確認して下さい。

※免責金額…保険加入時にあらかじめ決めた自己負担額

 

理由は2つあります。

 

理由①:保険金を受け取れない可能性がある

免責方式は見積額が免責金額を上回った場合のみしか保険金を受け取れません。

 

理由②:受け取れる金額が少なくなる

免責方式で受け取れる金額は、

見積額から免責金額を差し引いた額になります。

 

つまり免責金額と見積額の差が小さければ、受け取れる金額も少なくなります。

 

【こんな保険もあります】

保険には免責方式の他に損害額20万円以上型があります。

※フランチャイズ方式とも呼ばれます。

 

損害額20万円以上型は、

  • 自己負担額がなく保険金が全額受け取れる
  • 見積額が20万円未満だと保険金が下りない

というのが特徴です。

 

注意点②:保険会社に原因を聞かれた時

損害の原因を聞かれた際は、

  • 積雪で雨樋が歪んだ
  • 台風でカーポートが割れた

などのようになるべく明確に答えましょう。

(わかる範囲)

 

覚えている範囲で日付なども分かれば尚良いです。

 

 

応える時に注意するのが、

 

■災害による損傷である点

報告の時点で災害による損害だと認められなければ、

保険対象外とみなされて申請ができなくなります。

 

■損害状況をありのまま伝える

保険会社もプロなので損害状況と大きく違う報告とみなされると、

保険金詐欺に相当する場合があります。

必ずプロの調査会社や原因の特定ができる人の見解を仰ぎましょう。

 

まとめ

火災保険の申請はプロに任せないといけないイメージがありますが、書類さえ揃えれば自分でも申請可能です。

ただし、見舞金額は大幅に安価になってしまうケースが多く、そもそも見舞金額が受け取れないケースも多くあります。

 

トラブルを起こさず安全に申請したい方は当記事を参考下さい。

 

【必ず申請前にご相談ください】

申請をお考えの方や少しでも申請サポート会社に不安がある方は、

火災保険申請サポートセンターへ一度ご相談ください。

全て無料になりますのでご安心ください。

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