火災保険の申請サポートを業者に行ってもらう際はどのような流れになるのでしょうか?
また、申請サポートを行ってもらう際の注意点は何なのか?
そこで今回は、
- 実際の火災保険申請サポートの流れ
- 注意したい3つのポイント
- 個人での申請の流れ
について紹介していきます。
【業者】火災保険申請サポートの流れ
では、業者に火災保険申請サポートを頼むとどのような流れになるのでしょうか?
今回は9つの流れを紹介していきます。
業者の流れ①:調査依頼
利用する申請サポート業者に問い合わせ、調査をしてもらうよう依頼します。
問い合わせ方法は、
- 電話
- メール
- 業者のホームページの問い合わせフォーム
など方法は多様です。
急ぎの場合でも必ず慎重に業者を選ぶようにしましょう。
悪徳業者が近年非常に増加しています。
問い合わせ時に、
- 調査方法
- 調査内容
など調査についての説明があるので聞いておきましょう。
業者の流れ②:調査日程の調整
問い合わせ後に業者担当の調査員も交え、
サポート業者が調査日の調整をします。
数日以内に業者の担当者から調査日についての連絡が入るのが一般的です。
業者の流れ③:現地調査・契約締結
調査日決定後に申請者が立ち合いながら、
診断士が建物調査をします。
▼現地調査の詳細▼
現地調査の詳細について気になる点は幾つかあると思います。
そこでよく寄せられる質問から、
申請者の方が気になってる点を幾つか紹介していきます。
■調査時間■
調査時間は1時間半前後。
長くても2時間かからない程度で終了します。
■調査する部分■
依頼した部分はもちろん、
- 室内(行わない業者もあります)
- その他の箇所すべて
など小さな破損個所がないかも隅々までチェックして的確に洗い出します。
■調査費用■
調査費用は無料な業者もありますが、無料という言葉に誘惑されないように注意しましょう。
正当な業者でしっかりと調査を行ってもらえて尚且つ無料の業者もありますので見極めるようにしましょう。
当センターからの紹介も承っておりますのでご安心ください。
無料ではない業者の特徴として、
- ドローンなどの道具を使用する
- 緊急対応時
- 調査の際の交通費
など業者によっては追加費用がかかる場合もあるので、
調査前に費用についてはよく確認しておいて下さい。
▼締結時の注意点▼
申請サポートの契約を結ぶ時に注意したいのが、
申請サポートに関する契約書の有無です。
この時点で、契約書が用意できない業者には注意が必要です。
業者の流れ④:保険会社へ連絡・損傷報告
契約者が保険会社の指定窓口又は保険代理店へ連絡し、
保険金申請書を取り寄せます。
連絡の際は、
- 契約者指名
- 保険証番号
- 事故内容
- 被害状況
を明確に伝えます。
※保険金申請書は1週間程度で申請者の手元に届きます。
同時進行で申請サポート業者が保険会社へ提出する、
損傷報告に必要な書類を作成します。
業者の流れ⑤:申請書の到着・サポート業者の書類到着
申請者の手元に保険金申請書類が届いたら記入します。
内容は、
- 書類記入日
- 加入者の情報
- 他保険の加入の有無
- 保険金の受け取り口座
など必要最低限の項目の記入のみなので難しくありません。
到着の際に書き方も同封されていると思いますが、
不明な点は保険会社もしくは業者へ問い合わせるのが確実です。
▼申請書の発送を要求する業者は注意▼
サポート業者が申請書を記入すると、
保険法に触れて規約違反になるので気を付けて下さい。
保険金申請書の記入はサポート業者に頼まないで下さい。
業者の流れ⑥:書類発送
提出書類である、
- 保険金申請書
- サポート業者が作成した損害報告書
が揃ったら保険会社へ申請者が発送します。
業者の流れ⑦:保険会社とのやり取り
書類を発送したら報告通りの被害状況なのかを、
申請者立ち合いの元で第3機関の調査員が確認で訪問します。
※書類チェックのみで終了の場合もあります。
調査終了後から1週間程度で、
- 保険認定の可否
- 下りる保険金額
の回答が保険会社から連絡されます。
業者の流れ⑧:見舞金の着金
保険金額が確定したら、
申請者が指定した口座に保険金が振り込まれます。
振り込まれるまでに1週間程度かかります。
業者の流れ⑨:手数料のお支払い
見舞金を受け取ったら受け取り通知書を業者に提示し、
サポート手数料を支払います。
時期で多少異なりますが、サポートしてもらうと手数料の支払いまで1ヶ月~2ヶ月で終了します。
サポート業者には豊富な知識を持つスタッフが常駐しているので、
申請から見舞金の受け取りまでスムーズに進行できます。
【注意点】流れの中で気を付けたい3つのポイント
申請をサポートしてもらうとスムーズに高額の見舞金が受け取れますが、
必ず注意しなければならない点があります。
ここでは申請サポートの流れの中で注意点を3つ紹介します。
注意点①:契約書がない業者
- 申請サポートに関する契約書
- 工事契約書
などサービスに関する書面がない業者は注意が必要です。
契約書がない業者によるトラブルで多いのが、
- 説明にない調査費やキャンセル料などの追加費用の請求
- 高額な成功報酬の請求
など手数料に関する事例です。
殆どの申請サポート業者は、
- 規模が小さい
- 顧問弁護士や税理士の精査がない
という場合が多いです。
そのため、契約内容や手数料が誤魔化しやすくなっています。
■訴訟の勝率も低い
また高額な手数料の請求で訴訟を起こしても、
申請者が負けてしまう場合が多いです。
サービスを受ける際は、
契約書を受け取るかサービス業者に問い合わせて下さい。
注意点②:申請書を丸投げできる業者
保険金申請書の記入は、
- 被保険加入者である申請者
- 申請者の親族
- 保険代理店の担当者
にしかできないのでサポート業者が記入すると、
なりすまし申請と判断されます。
なりすまし申請は保険法に触れて規約違反になります。
申請サポート業者は申請の手伝いをする業者で、
全てを請け負う代行業者とは違います。
注意点③:流れが全然違う業者
近年では申請サポート業者は多くなってきましたが、
申請サポートの流れはどの業者もほぼ同じです。
流れが全然違う業者でよくあるのが、
- 見積もりを先に行う
- 工事契約と火災申請を同時に行う
- 保険金が下りる前に工事契約をする
などの事例です。
紹介されている流れと違うと思った業者には注意して下さい。
【個人】火災保険申請サポートの流れ
ここまで業者による申請サポートを紹介しましたが、
もちろん個人での申請も可能です。
※難易度が高くて金額が少なくなる
ここでは個人での火災保険申請の流れを紹介していきます。
個人の流れ①:損傷個所を特定する
修理業者に来てもらって損傷個所を特定してもらいます。
個人の流れ②:保険会社に連絡する
もちろんこの時も、
- 申請者指名
- 保険証番号
- 事故内容
- 被害状況
を明確に伝えて申請書を取り寄せて下さい。
個人の流れ③:提出書類の作成
- 保険金請求書
- 損害箇所修繕の見積書
- 損害箇所報告書(罹災証明書)
- 損害状況写真
を揃えて提出書類を作成します。
▼書類作成の注意点▼
注意①:損害箇所修繕の見積書
この見積書は、
- 屋根業者
- 診断士
にしか作れないので必ず受け取って下さい
注意②:損害状況写真
知識や道具があれば自分でも撮影できますが、
- 技術が高い
- 客観的な写真が撮影できる
- 些細な損傷が見付かる
という利点があるので業者に頼むのが確実です。
個人の流れ④:書類の発送
書類発送の前に、
不備がないかを確認して下さい。
不備がない書類は保険会社の信頼を得やすく、
高額の保険金を受け取れる可能性が高いです。
個人の流れ⑤:保険会社のチェック
書類発送後に保険会社に依頼された鑑定人が
- 報告書や説明通りの被害状況か
- 申請金額が打倒か
を確認する為に訪問します。
この時も書類チェックのみで解決する場合もあります。
個人の流れ⑥:回答・見舞金の受給
調査終了後、
- 認定の可否
- 保険金額の確定通知
が届きます。
金額が確定すれば、1週間~2週間で指定の口座に振り込まれます。
自分で申請する場合、
申請から保険金需給まで最低でも3ヶ月はかかります。
理由は、
- 損害カ所特定
- 提出書類の作成
に時間がかかるからです。
自分での申請は少ない知識で行うので、
スムーズに進めにくく手間や時間がかかってしまいます。
個人の場合は以下の記事を参考にしてください。
まとめ
サポート業者に依頼した時の流れを、
理解して頂ければ幸いです。
スムーズで的確な火災保険を申請を行うのであれば、
慎重に選んだ業者にサポートしてもらうのをおすすめ致します。
【必ず申請前にご相談ください】
申請をお考えの方や少しでも申請サポート会社に不安がある方は、
火災保険申請サポートセンターへ一度ご相談ください。
全て無料になりますのでご安心ください。
LINEからのご相談も承っております。